【みなさまを地獄へお連れします】
【めぐことの歌うおはなしや】
市川市文化会館リニューアルオープンフェスティバルご報告です。
ちと長文になっちまいました。
ご興味のある方、お付き合いください…。
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フェスティバルというだけあって、9団体も出るので、持ち時間は15分!
この15分でめぐことの歌うおはなしやの特徴をどう出すか…!
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やはり、うちの「売り」は朗読のアレンジと言霊ワークショップ!
で、朗読は『蜘蛛の糸』にしました。
ターゲットはズバリ、中高生!
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芥川の美しい文章を読み上げるのがテンション上がるということもあるけど
数十年前から必ず国語の教科書に載っているこの作品。
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「勉強!」「いやだ!」「よくわからん!」
って思っている大人も多いんじゃないかと。
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教科書に印刷された文字でしかなかった物語が、音になると、
こんなにも豊かに、色鮮やかに、脳内に描かれるんだ!と。
さらに、解説を聞いて
そうなんだ!だからこういう音なんだ!こんな音楽なんだ!と。
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「勉強」って楽しい!って、思考チェンジして欲しい!と。
動画やオンラインの時代だけど、生ってすげえ!と。
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感じて欲しい。
教育関係の大人に響いて、中高生に届ける機会が欲しいー!
(下心ありありw)
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めぐことは老若男女すべてに楽しんでいただけるよう、
「大人の時間」と「親子の時間」に内容を分けています。
ここは思い切って「大人」に絞ろう!!私が一番やりたいことをやろう!!
と、カンダタが悶える地獄のシーンをチョイスしました。
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ところが。
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当日、トップバッターの太鼓を見るために客席に行くと、
小さいお子様があちこちにチラホラ。
うわっ!こんな小さい子が!
『蜘蛛の糸』大丈夫かな?『やまなし』にしとけばよかった?!
あー、でもさすがに今から変更はできないしー!
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と、本番直前なのに急にオロオロする私。
めずらしく出番前、超緊張して、オープニングからトチっちゃいました(*ノωノ)
(ことみとちかこを動揺させてしまってごめんよ~)
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しかし、もう後には引けん。
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「いま客席を見てみたら、小さいお子さんたくさんいらっしゃいますね!
もしかしたら、怖いかもしれないです。
でも、ここは覚悟を決めて、
皆さんを地獄へお連れしたいと思います」と言ってみた。
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すると、ことみさんが「お手て繋いでおいた方がいい子もいるかもしれない」とアドリブ入れてくれました。ナイス―!
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結果、みなさん、しっかり聞いてくださった!
ときおり響く赤ちゃんの「ギャー」という声が、地獄のシーンにはちょうどいい演出になりました(笑)
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やっぱり生はいいなあ。
こちらが届ける「気」とお客様の「気」がやり取りしてるのが分かる。
この空気感が気持ちイイ!
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言霊ワークショップも、みなさん一生懸命聞いてくださったし
(毎回アドリブで喋りまくることみさん、私にゃ、マネできん…)
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千賀子さんのピアノのボケでめちゃ笑いとってくれました!
(楽屋で他の出演者さんに「アレ、めちゃ笑いました!」と声かけてもらったw)
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そして、終演後は、いろんな方に声をかけていただいた!
「私、保育士なんですけど、子どもたち好きそうです~」と言われてうれしかった!
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何が言いたいかというと、
やりたいことがやれて、受け取ってくれる人がいてくれて、幸せです。
ペルソナ決めて、尖っていこう!!
(続く。…え?まだ言いたいことあるの?!)
↓他の出演者のリハーサル風景↓
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